- CATEGORY
長屋をリフォーム「光を入れたい!」
現在も 建築当時のままで使っている「長屋 」が残っています。
「長屋」とは 4軒長屋と言うと 4件が横に引っ付いた集合住宅の事です。
今風に言うと「テラスハウス」です。
その長屋、(昭和30年代建築)現在は4件の内の3件は独立した形で建て替えやリフォームされて、
最後に1件残った建物を建て替えたいと依頼がありました。
一番の問題は 現行の建築基準法では今の家の広さの建物を新築できない事です。
現在は敷地の80%程度の建物が建っているのですが、建替えると60%の大きさしか建てられません。
建替えると小さくなる!・・リフォームするにも建物が古いので耐震性は?建築費は?等々問題あります。
建物性能と居住性を考えると新築がお勧めなのですが。
間口が狭く奥行のある敷地形状なので、採光が採れず暗い家になりがちなので、
日中は照明つけなくても暮らせる家にしたい、
お一人なので扉は必要最低限にして移動が楽で冬暖かい家にしてほしいというご希望です。
▿設計前の現況
【設計ポイント】
★1階が居住(寝室)スペース
★2階がくつろぎスペース
★玄関の位置をセンターに持ってくることで各階の動線を短くし、各空間へ採光が採れる配慮
★断熱性能の高い窓と断熱材で冬も温かい
▿設計PLAN
敷地面積40㎡(12.1坪)
建築面積24㎡(建蔽率60%)
延べ床面積48㎡(14.52坪)
現在、建設中で年内に完成予定です。
このように都会では小さな敷地も少なくありません。
都会の利点を享受しながら、快適な暮らしを求める方には地下室と言うプラス空間の選択肢もあります
ので別の機会にご紹介します。
設計:源野 ・中條
SHARE
シェアする
[addtoany] シェアする